1.研究・情報交換・交流事業

 

1)国内現地研修会の開催報告
① 国内現地研修会:令和 5年10月12日(木)~13日(金)
・視察先
【1日目】 令和 5年10月12日(木) 14:30~16:30
・北海道エア・ウォーターアグリフーズテクノ株式会社/札内工場視察研修会
住所:北海道中川郡幕別町札内みずほ町160-69
※冷凍加工処理施設(かぼちゃ加工➡冷凍➡小袋のプロセスを中心に見学)
および座学研修(意見交換)

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【2日目】 令和5年10月13日(金)  9:30 ~ 12:00
・鹿追町農業協同組合での視察研修会
住所:北海道河東郡鹿追町新町4-51
※種馬鈴しょ貯蔵施設のAI選別ライン視察および座学研修(スマート農業技術の取組
※参加者:42名(事務局2名含む)  ※懇親会37名参加

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2)海外現地研修会(2023韓国現地研修ツアー)の開催報告について

(1)「2023 韓国現地研修ツアー」 の開催報告
日 程:令和 5年5月23日(火)~ 5月28日(日)
場 所:韓国(宿泊場所/ソウル・大田・晋州・釜山)
研修会内容:野菜流通カット協議会としては初めての隣国/韓国を訪れ、園芸資材・施設・栽培等の技術面でも飛躍発展している施設園芸・植物工場での野菜栽培状況、加えて海外へ付加価値のあるパプリカ・トマト等の作物を選択し輸出している状況やカット野菜工場視察、韓国最大の卸売市場視察、スマートファーム革新バレーでは未来農業技術研究や人材育成のため、韓国政府の取組状況など数多くの現場でのレクチャー・意見交換を行ってきました。
※参加者:28名(事務局2名含む)
※2023韓国現地研修ツアーの実施報告は、協議会HPをご覧ください。

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3) JA全農グループとの合同商談会(情報交換会)の開催報告

昨年度までオンライン形式での個別商談会として開催してきましたが、新型コロナウイルス感染症の5類感染症への移行を鑑み、本年度より対面での合同商談会(情報交換会)として、下記のとおり開催いたしました。

1.開催日時:
(1)東日本ブロック 令和5年7月27日(木)13:00~17:00
(2)西日本ブロック 令和5年8月3日(木)13:00~17:00
2.開催場所:
(1)東日本ブロック 大手町JAビル32F会議室他 (東京都千代田区大手町1-3-1)
(2)西日本ブロック 大阪JAビル3F共用大会議室他 (大阪府大阪市北区西天満1-2-5)

3.商談内容:
(1)会員企業と全農県本部、県連、県JAとの直販取引
(2)会員企業の中長期的な仕入戦略、産地の生育・作柄等の情報交換

4.出 席 者:
(1)東日本ブロック(協議会会員:11社)
●協議会会員(健食・こと京都・倉敷青果・サンポー食品・ヴィルモランみかど・ベッツ・ナラサキ産業・丸西産業・彩喜・ひらた・デリカフーズ)
●JA全農青果センター、県域(青森・秋田・山形・茨城・群馬・埼玉・神奈川・新潟)、全農本所

(2)西日本ブロック(協議会会員: 6社)
●協議会会員(倉敷青果・ベッツ・ヴィルモランみかど・丸西産業・マルマサフード・フルックス)
JA全農青果センター、県域(石川・三重・滋賀・京都・大阪・鳥取・岡山・広島・徳島・佐賀・大分・宮崎崎)、全農本所

5.開催風景
(1)東日本ブロック

(2)西日本ブロック

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4)「FOOD展2023(惣菜・デリカJAPAN2023)」の開催報告

「FOOD展2023」における「惣菜・デリカJAPAN 2023」へ当協議会が協賛を行い、総菜JAPANゾーンへ野菜流通カット協議会として2小間出展参加を行った。

●令和 5年 9月20日~22日・・・・・東京ビックサイト東ホール
・フード展出展者数:208社(昨年:191社)
・フード展来場者数:3日間合計:44,331名(昨年:37,896名)

●展示会期間中の野菜流通カット協議会ブースの出展協力・説明担当企業は以下のとおり

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●野菜流通カット協議会主催の情報交換会セミナーについて

❖開催日時・・・・・令和 5年9月21日(木) 13:30 ~ 16:40
❖開催場所・・・・・東京ビックサイト東ホール フード展内セミナー会場
❖参加人数・対象・・全国の加工・業務用野菜の生産者、産地指導者、中間事業者、実需者等
参加者:135名(昨年:120名)

●情報交換会セミナーの内容

今年度は、「〝SDGS/フードロス削減″」をテーマに話題提供が行われた。
講演会後のパネルディスカッションでは、パネリストに5名の講演者、当協議会の木村会長を加え、コーディネーターは当協議会の岡田副会長のもと、参加者との活発な意見交換が行われた。

PDF:加工・業務用野菜の情報交換会セミナー

❖情報交換会セミナー会場写真

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5)農林水産省との意見交換会(於:関西・東京)の開催報告

加工・業務用関連の今年度補正予算説明、次年度の予算要求の概要説明や次年度以降の園芸流通加工対策関係の推進方策等説明に加え、当協議会会員と園芸流通加工対策室との間で質疑応答・意見交換会を実施した。

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【特 記】
・大阪・東京の意見交換会の冒頭、農林水産省(本省)の宇井室長より、「加工・業務用野菜の国産シェア奪還に向けて」のテーマで説明をいただいた。

 

6)調査・研究事業「令和 4 年度におけるカット野菜製造の実態」について

今年度のプロパー事業の調査・研究事業として、カット野菜製造業者における原料調達や輸入野菜原料の使用状況、製造・販売等実態を把握することで、今後のカット野菜向け国産野菜の需要安定のための基礎資料とすることを目的に平成 2 年から3年に1回の頻度でアンケート調査を実施した。
今年度については、「令和 4 年度におけるカット野菜製造の実態」のアンケート調査を行い冊子に取りまとめて、会員へは配布済み(一般へは1,000円での税込販売)

 

7)令和 5年度 農林水産省からの調査分析委託事業について

「令和 5年度小売における量り売りの実施可能性及び加工・業務用野菜標準基本契約取引ガイドラインに係る調査分析委託事業」を日本施設園芸協会が事業実施主体となり、野菜流通カット協議会会員が多く委員となり本事業を進めました。

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青果物の分別・流通コスト削減に向けた小売における量り売りの実施可能性調査として、小売店での量り売り実証試験を大阪、神奈川で実施した。

「加工・業務用野菜標準基本契約取引ガイドライン2020」をベースに、農林水産省が令和3年度に選定した青果物重点7品目(ブロッコリー・タマネギ・にんじん・枝豆・ほうれんそう・かぼちゃ・ねぎ)+重要6品目(トマト、だいこん、キャベツ、きゅうり、レタス、はくさい) 計13品目を収録した「加工・業務用野菜標準基本契約取引ガイドライン2023」を作成・配布を行った。

PDF:加工・業務用野菜標準基本契約取引ガイドライン2023

 

●令和 5年度 調査分析委託事業「事業成果発表会」の開催

令和5年度 調査分析委託事業において、得られた成果等について「事業成果発表会」を開催し、全国の加工・業務用野菜関係者に加工・業務用野菜の新たな生産・流通等の情報を広く普及・啓発するため情報発信を行った。
なお、開催概要等は、以下のとおり。
➀開催日時・・・・・令和 6 年 3月 8日 13:00~16:30
②開催場所・・・・・アットビジネスセンター東京八重洲通り 501研修室
③実施内容・・・・・当事業の2つの検討委員会で取り組んだ事業内容で得られた成果等に加え、旬の話題として、青果物物流の2024年問題や精密気象情報を活用した野菜収穫適期予測、スマート農業技術開発・導入等の話題提供8課題に加え、話題提供者によるパネルディスカッション(含む、参加者との意見交換)等を行った。
④対象者・・・・・加工・業務用野菜関係者、中間事業者、実需者、流通・物流業者等
⑤参加者・・・・・132名

PDF:調査分析委託事業 事業成果発表会

3.その他

1) 協議会のホームページを年間通して更新(令和5年度版事業報告書や各セミナーのテキスト、令和5年度に実施した事業内容、令和6年度の事業計画内容等の掲載など)を行った。

2) 野菜流通カット協議会の会員募集を行った。
全国のデータベースの中から特に生産者会員確保のため、農業生産法人に対して、入会募集の案内をDMにて展開した。