1.研究・情報交換・交流事業
1)加工・業務用野菜等の普及・拡大のため、必要に応じ各種イベント等に協賛・賛助・協力等を行うと共に、展示会等への出展等を行った。
(1)加工・業務用野菜産地と実需者との交流会2015への出展
独立行政法人 農畜産業振興機構と野菜流通カット協議会の共催による「加工・業務用野菜産地と実需者との交流会2015」(国産野菜の契約取引マッチング・フェア)の野菜の展示・商談会の場へ野菜流通カット協議会会員から出展者を募り、交流会へ参加を行った。
●各会場の出展業者は以下のとおり
① 北九州会場:西日本総合展示場【平成27年10月22日】
② 東京会場:東京流通センター 第二展示場【平成28年3月15日】
(2) JA全農との情報交換会の実施
① 協議会会員と西日本地区の全農各県本部・県連・県JAの野菜担当者による情報交換会
(平成27年10月22日)
※福岡県北九州市の西日本総合展示場新館会議室にて、協議会会員とJA関係者が組織的及び広範囲にマッチングができるきっかけとなる情報交換会を企画・実施した。
併せて、希望者による個別商談会も行った。
参加者:協議会会員 16社25名、JA全農関係者 20名、事務局 3名
② 協議会会員と東海・北陸・近畿地区の全農各県本部の野菜担当者による情報交換会
(平成28年2月23日)
※JA全農兵庫県本部会議室にて、協議会会員とJA関係者が組織的及び広範囲にマッチングができるきっかけとなる情報交換会を企画・実施した。
併せて、ホテルモントレ神戸にて懇親会も行った。
参加者:協議会会員 14社22名、JA全農関係者 15名、事務局 2名
(3) 農林水産省 生産局 園芸作物課との意見交換会を実施した。
林水産省 加工・業務用野菜担当官との意見
交換会の実施(平成27年12月15日)
※加工・業務用関連の次年度以降の補助事業への政策要望を踏まえた意見交換を、野菜流通カット協議会会員、青果物選果予冷施設協議会会員と農林水産省加工・業務用野菜担当官との間で実施した。
(4) 関係行政機関、関係諸団体等からの情報収集及び配信
関係行政機関、関係諸団体等からの情報収集を行い当協議会会員へ適時情報提供を行った。(計7回)
2.研修会
1) 海外現地研修会の開催
●「2015 ベトナム・タイ現地研修ツアー」
日 時:平成28年1月26日~31日
場 所:ベトナム(ホーチミン・ダラット)、タイ
研修会内容:
数多くの野菜ほ場の現場や現地の野菜収穫・選別・加工等の施設を訪問するとともに、日本向けの野菜加工工場、ベトナムの人材教育・派遣の現状、日本企業進出の流通現場、日系企業による野菜加工設備等の視察、各視察先での意見交換、併せて市場視察等を行った。
■視察先等:
①イオンベトナム訪問(ベトナム/ホーチミン)
②農協(農家グループ)の野菜の選果場・野菜栽培圃場訪問(ベトナム/ホーチミン)
③SeiShinGroupのホーチミンの人材教育センター訪問(ベトナム/ホーチミン)
④Dalat Gap 社の施設園芸訪問(ベトナム/ダラット)
⑤ダラットのハウスの花き栽培農家訪問(ベトナム/ダラット)
⑥ダラットジャパンフーズ株式会社(ベトナム/ダラット)
⑦バンコク市内のオートーコー市場視察(タイ/バンコク)
⑧タイのAgri Fresh社訪問(タイ/カンチャナブリ)
※参加者(協議会会員19名、会員外3名、事務局2名、合計24名)
2) 国内現地研修会の開催
(1) 「富士食品工業(株)のカット野菜新工場」現地研修会の開催
日 時:平成28年 3月18日
場 所:
<1> 富士食品工業(株)本社工場・・・カット野菜新工場
<2> 富士食品工業(株)日光工場・・・もやし/堆肥工場
研修会内容:会員企業である富士食品工業のカット野菜新工場を視察するとともに、日光工場においては、もやし及び堆肥工場の視察も行い、富士食品工業からの説明、参加者との意見交換会等を行った。
※参加者(協議会会員 58名、農林水産省 2名、ALIC 3名、事務局 3名、合計66名 うち、懇親会参加者 37名、宿泊者 36名)
(2) 加工・業務用野菜(キャベツ、ニンジン)の現地検討会の開催
野菜流通カット協議会が事業主体である平成27年度の青果物流通システム高度化事業の一環として開催された、キャベツの機械収穫機の実演会(現地検討会) 1地区及びニンジン機械収穫機の実演会(現地検討会) 2地区について、当協議会会員も各地区の現地研修会へ多数参加した。
なお、日時・場所・研修会内容・参加者等は、下記のとおり。
① キャベツの機械収穫機の実演会(現地検討会) 1地区
② ニンジンの機械収穫機の実演会(現地検討会) 2地区
(3) 新流通方式に係る産地・実需者等のセミナーの開催
野菜流通カット協議会が事業主体である平成27年度の青果物流通システム高度化事業の一環として開催された、新流通方式に係る産地・実需者等のセミナー3地区/全国について、当協議会会員も各地区の現地セミナーへ多数参加した。
なお、3会場開催結果概要等は、下記のとおり。
◆3会場開催結果概要
①実施時期
平成27年 8月5日(札幌会場)
平成27年 9月 4日(熊本会場)
平成27年 12月 9日(東京会場)
②実施場所
札幌会場:札幌貨物ターミナル駅/札幌コンベンションセンター
熊本会場:熊本貨物ターミナル駅/ TKPガーデンシティ ネストホテル熊本
東京会場:隅田川貨物ターミナル駅/隅田川貨物ターミナル駅内会議室
③実施内容
JR貨物のターミナルにおいて、鉄道輸送の現状や貨物ターミナルの整備状況等の説明及び産地や実需者に対するモーダルシフト等に関する情報提供等のセミナーを実施
④対象者
加工・業務用野菜遠隔産地関係者、中間事業者、実需者等
⑤定 員
各会場共50名
⑥参加者
延べ197名 (札幌会場 67名、熊本会場 62名、東京会場 68名)
3.調査事業
1) 専用パンフレット作成(平成27年 6月発行)
協議会の活動内容、事業計画、当協議会が事業実施主体の農林水産省の補助事業の実施内容、入会案内などを掲載した、野菜流通カット協議会の専用パンフレット(平成27年度版)を作成し、「加工・業務用野菜産地と実需者との交流会」、各種の加工・業務用野菜関連セミナーなどを通じて広く一般に告知を行った。
2) 「園芸関係平成27年度補正予算及び平成28年度予算案説明会」への参加
(平成28年1月22日)
(一社)日本施設園芸協会主催の「園芸関係平成27年度補正予算及び平成28年度予算案説明会」について、当協議会会員へ参加者を募り参加した。
3) 「青果物の鮮度保持資材等の商品紹介事例集」の作成・配布(平成28年3月)
野菜流通カット協議会の賛助会員が製造や販売している、青果物の鮮度保持資材について、 商品紹介事例集を作成して、会員や関連するセミナー等で配布した。(賛助会員6社協力)
4.農林水産省の加工・業務用野菜関連補助事業の実施
1) 野菜ビジネス協議会(野菜流通カット協議会)が応募し、事業実施主体となった、青果物流通システム高度化事業(全国推進事業)について適切に実施した。
運営協議会への委員選出及び青果物流通システム高度化事業(全国推進事業)の各事業の検討委員会等の委員や各種セミナーの講師として、野菜流通カット協議会会員メンバーが積極的に対応した。
2) 平成27年度 野菜流通カット協議会が実施した農林水産省の補助事業「青果物流通システム高度化事業」(全国推進事業)の実施内容は事業報告書のとおり。
3) その他 農林水産省が全国で開催した加工・業務用野菜セミナー等について講師等として積極的に参加する等協力を行った。
5.その他
1) 野菜流通カット協議会のホームページの立ち上げを行った。(平成27年6月)
新組織のホームページを新たに開設し、活動内容・会員紹介・入会案内等について掲載を行い、関係機関・関係者等へ広く発信できる体制を確立した。
2) 野菜流通カット協議会の会員募集を行った。(平成27年6月)
全国のデータベースのある実需者等(含む、カット野菜製造業者)に対して、新組織への入会募集の案内をDMにて展開した。